小野寺一樹DELAPOP / pop stylitics

一時期お爺ちゃんみたいな萎れたギターを懸命に擦る姿に涙を誘われたこともあったが、今や例の暴力的な音の洪水から不気味な沈黙まで、かつてプラトンの恐れた牧神の影を背負って、結成当時からのノイズギターが一段と奇妙に捻れていくのだ


宮永 匠pinocolam

手前勝手なスキルで楽曲の基本路線に要らんちょっかいをかけ、バラバラに解体されてしまったその瓦礫の中から流麗な「音楽」が聞こえてくる…といった類の、凡百のギターバンドには全く必要のない、しかし我々にとっては重要なパートを演じる男


石坂 豪subspeaker

このバンドにいるとドラムがどんどん下手になっていく…との本人の言葉が如実に表す通り、盛り上がるところだろうがお構いなしにキメをカックンと外していくという、あまりに唯一無二のドラミングを実践して、バンドのサウンドは複雑に脱臼している


大場博哉

結成からのメンバーで心の折れやすい彼だが、何故かこのバンドでは自他共に認める「本番に強い男」。本当に強いんだ。当然練習には弱いので本番まで不安は拭えないが、当日の大成功には確実に絡んでいくのだ。他のヤツにはベースを握らせない気概


五十嵐順子hibiscus cheam

結構古い先輩なのに、バンドに参加するなんて想像もできなかった。が、考えてみれば僕の周辺でも音の趣味の近い人だったと納得。ある賢人曰く「彼女の参加で、drawingはやっと"音楽"っぽくなってきた」ので、ミューズ決定


林 英和compuedit / spangle call lilliline

その卓越したミュージシャンシップとセンスから業界引っ張りだこの彼が、この世間ズレしたバンドに参加する時は他とは態度が異なるに決まっていて、言うなれば悪童のような斜に構えた態度。それは空気も流れも容易に変える


濱田 智mcatm

俺。まぎれもなく俺。立ち位置は「案内人」。匠兄さんの評が僕のバンドに対するスタンスを見事に言い当てていたので引用する。
「例えるなら、森に行くのに先導してわざと迷いそうな方へ行く。が、それがOKだと言い張る人」


鶴田賢哉ETMA

絶えず現場に落とし込む前の実験を繰り返し、なかなか実践には結びつかないものの新しいスタイルを発明し、定着〜大きな効果を発動したときの快感を分かち合ったときの達成感と言ったら他にない。彼はいつも刀を研いでいるぜ


森谷朋子genius

本人も気づいていない出生の秘密とかがあって、実は大作曲家(バカラックとか)の血を引いているんじゃないかと思えるほど、普段は妖精業を営んでいるが、時折発動するメロディの神様の血がかけがえのない何かを我々にもたらしてくれる


宮永 聡midnight sleep way

バンド内の立ち位置は「王子」。実は音楽的には骨格を支えているのだが、普段の言動とタイミングを誤ったアピールが裏目に出て軽んじられる損なタイプ。ふわふわと揺らぐ音空間の中で、ソリッドな音像を奏でて、楽曲の生をくっきりと浮かび上がらせる